コペルニクス的思考回路
ここんとこ頭が哲学モードになっていて、SFちっくな考えばかりが浮かんでくる。
ラットの脳に電極をさして、ラットがレバーを押すと電極に電流が流れるようにする。
するとラットは、寝食や性行動などの本能的な行動そっちのけで、ヘトヘトになるまでレバーを押すようになる。
という実験がある。
まともな人なら、この実験結果は、電気刺激によってラットの脳に快楽が発生したためであり、電極をさした場所を調べれば、ラットの脳で快楽を司る場所がわかるだろう、と考える。
でも頭が哲学モードの人は、ラットがせっせとレバーを押しているのは実は演技であり、人間が逆にラットに実験されているのではないか、などと考える。
「めんどくさい」とか「そんなこと考えてどうすんの?」なんて声が聞こえてきそうだ。
確かにこんなことを考えても意味はない。
でも楽しい。
そんなわけないと思いつつも、もしかしたら世界は僕らの思いもよらないふうに回っているかもしれない。
そんなことを思うと、わくわくしない?
それに、そんなことを頭が哲学モードの僕に言ったら、「実験でラットの脳の働きがわかることだって意味ないんじゃない?」と言いたくなる。
さらには、「全ては無意味である」とか言い始める。
余計めんどくさくなりたくなかったら黙って聞け!