科学隊

ささやかな科学と哲学のバトンを渡すための情報交換の場所です。

1910-01-01から1年間の記事一覧

『新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち / 山形浩生』

パソコンにあまりにも疎いので、『新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち/山形浩生』を読んだ。 コンピュータの仕組みや、発展してきた経緯を知ることによって、コンピュータの“感覚”をつかみ、そして、コンピュータがどんな発想で、どんな思いや…

お笑いの進化に虚数の世界を垣間見る

言語というのは、意味の空間を言葉で切り分けるものである。 言語という分野において、お笑いというのは間違いなく、最先端をいっている。 最先端というのは、その分野における新たな領域を切り開いていくということであり、まさにその通りに、お笑いは何度…

『終末のフール』から、死について、ゆるーく考える

伊坂幸太郎にハマる。 『終末のフール』もどっぷりと浸って読んた。 人生のタイムリミットが迫った世界では、人間の弱い部分も凝縮され、世界は悲しみと不安に覆われている。 だけど、その中にも心温まるものもあって、読んでいて心地良かった。 なんて言う…

考えろ考えろマクガイバー

伊坂幸太郎の『魔王』が、「しばらく小説は読まない」とかほざいていた僕を、ぐいっと小説の世界に引き戻した。 伊坂幸太郎の小説には、彼の感じる世の中のおかしな部分がちりばめられている。 『魔王』では特にそれが顕著だ。 しかし、そういうものが深刻さ…

無宗教なんて存在しない

ヨーロッパを旅行してる時に考えてたんだけど、外国人に「あなたの信仰する宗教は?」と聞かれたらどう答えたらいいのか。 日本人が外国人にどこの宗教か聞かれた時、無宗教だと答えると理解されない、とかいうあれだ。 僕は神の類は信じていないし、仏教の…

議論論議

おおよそ議論と呼べるもののうち、9割は不毛なものだと思うんだけど、そのうちの9割が「そもそも前提が一致してない」という理由による。 前に見たのが、 「禁煙じゃない飲食店でタバコを吸ってたら、横にいる人にあからさまに嫌な顔をされた上、煙をパタ…

松本人志の「哀愁笑い」の原点とは

最近、ちょっとばかり落語をみたりしていた。 特に、立川談志の落語を中心に。 理由は、談志はなにやらエラソーなことをいつも言ってるから。 気になった。 結論から言うと、落語をみても、他の落語家と比べて談志のどこが凄いのか分からなかった。 まぁこれ…

ヒステリック懐疑

懐疑を深めていくと、数学以外の学問は信じられなくなる。 科学の述語は「前提」だ。 科学的に考えるということは、前提となるものに照らし合わせて論理的に判断するということだ。 数学の場合は、全てが人間の作った概念なので、前提となる公理も自由に設定…

無機高等生物

今まで僕は、人間がというものを持つことがどうも理解できなかったのだけど、ここにきて新たな見方が浮かんだ。 を脳の機能から切り離して考えればいいのだ。 わかりやすく説明する。 まず、僕たち人間の五感が受け取る刺激を、「入力」と考える。 次に人間…