科学隊

ささやかな科学と哲学のバトンを渡すための情報交換の場所です。

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大学教師が新入生に薦める100冊/わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

地方病 (日本住血吸虫症)/wiki

「はらっぱり」と恐れられた致死率の高い地方病の根絶の記録。

異端的統計学者としてのナイチンゲール/人類応援ブログ

マイナー「天才数学者」列伝(3)「シュリーニヴァーサ・ラマヌジャン(1887~1920) PART I」/数学の世界

ラマヌジャンは「証明」を知らなかった、というよりは、彼にとって様々な「公式」はほとんど「直観的に明らか」であり、事実上何ら「証明する必要を感じなかった」という方が正しいのではないかと思われます。

つまり彼に

とっては素人(もしくはその道の専門家にさえ)には全く「しっちゃか

めっちゃか」に見える数や関数同士の関係が、まるで単純な図形同士の

関係のように、(ぱっと見)「あまりにも明らかな」感じで認識されてし

まうのであり、その「確信」があまりに強いために(そして事実それは

ほとんどの場合「正しかった」わけですが)その「証明」などには興味

がなかった、ということであったのでしょう(先の稿で、数学の才能と

いうのは「複雑なものの中に論理的な秩序を見いだす能力」であるとい

う話をしましたが、ラマヌジャンはその極めて純粋かつ強烈な「典型」

であるとも言えるでしょう)。

なぜゼータ関数 ζ (-1) = “1+2+3+4+...” は無限大に発散しないのか?

概念の拡張こそが数学(「マイナス」や、「虚数」が良い例。「足し算という概念を虚数にまで拡張・適用する」)

素朴な疑問「イモムシが足を1本失った状態でサナギ→蝶々になったとき、体の一部を失っているの?」気になる答えは……!?

天界の村を歩く 第2話 紀伊山地/『日本美集落探訪』

秘境 十津川郷

「雨の匂い」が発生するメカニズムを高速度撮影により解明 ―Nature Communications

岩石のような水が浸透しにくい物質では、水滴が表面に衝突した瞬間に微細な泡が発生している。

この微細な泡が破裂する際に様々な物質がエアロゾルとなって巻き上げられ、それが人間の鼻の中に飛び込むことであの独特の匂いを生じている。

ブライトバンド 「雨雲の動き」で分かること/日本気象協会 tenki.jp

雪と雨、境界輝くブライトバンド/気象予報士受験者応援団

Matrix最終解説

映画『マトリックス』シリーズの解説+オリジナルストーリー。

※ネタバレ注意※

アーキテクトは、人間という不確定要素を含むMatrix世界を安定させるために、オラクルを使って不確定性つまり選択の幅を設定する。ただ、それは可能性の幅であって、人間の選択によって初めて結果が確定する。ある意味では人間の自由意志による選択を反映してMatrix世界に影響を及ぼすシステムの必要があるわけだ。では、人間の選択をどうやってMatrix世界に反映するか?アーキテクト/オラクルはそのための機能をプログラムし、人間に植え付けた。それこそが実はネオが携えてきたプログラムコード、救世主機能なのだ。99%に人間はその機能を想定された(つまり論理と可能性の)範囲内で利用し、Matrixで安定した人生を送って行く。しかし、残りの1%は例外としてMatrixに適応できず、許容枠の外にはみ出してMatrixの崩壊をもたらしかねない影響力を持つ。素早く動いたり空を飛んだりというように、規則を無視したスーパーマンとして振舞えるのはそういう訳だ。そうした連中はMatrixから放逐されてZionへと移って行く。つまり、「覚醒」は実は不適応分子の粛正処理に他ならないのだ。Zionはそうした連中(とその子孫)が集まっているわけだから、その勢力が強くなればなるほどMatrixへの危険性は高まって行く。

とはいっても、そのままでは単に異常な行動分子というだけだし、Matrix側でも対応することができる(つまりエージョントによる弾圧ね)。ところが、ある程度の期間の間には確率の問題でさらに特殊な(というか強力な)例外が発生する。普通の例外はせいぜいスーパーマン程度なのだが、この超強力な例外は「神」の力を手にしてしまう。つまり、世界を作り変えてしまうことができるのだ。Matrixを構成するプログラムコードを目にし、自分以外の存在(プログラムも人間も)に対しても影響力をもち、なにより世界の掟(生と死、過去と未来、、、)に対しても抵抗し破壊する能力をもつ存在。それこそが、The One―救世主その人なのだ。おそらくはZionが育ち、Matrixに対する影響力が高まってきたことも、その出現を助けているのだろう。そして、救世主の出現により、Matrixの例外許容量が限界に達し、それまでに溜まった不整合要素をすべてクリアせざるを得なくなる。Zionの消去と再建、Matrixシステムのシャットダウンと再起動、そして救世主機能のリロードが必要になるのだ。

救世主というのは、最も強力な例外つまり変動の最大値だから、それをもとに救世主プログラムをバージョンアップさせることによりより一層安定した世界を再創造することができる。ネオの持ってきたプログラムコードをソースに統合することはバージョンアップにはぜひとも必要で、だからこそその出現まではZionを生かし、じっと待っていたわけだ。当然、人間としてのネオ自体もそのために必要だから、かれは生き残って(ただし、救世主の機能をソースに返して(失って)から)、自分で選んだ人間とともに次のZionを再建することになる。

とまあ、ここまでがアーキテクトの設計したMatrix輪廻の構想。

スミス

こいつはもともとエージェントの一員だったのだが、ネオとの戦いの際にネオの持つ救世主プログラムコードが間違って転写された(ネオがスミスに中に入った時だね)。にも関わらず、そのままエージェントとして再起動された結果、組み込まれた不確実性処理ルーチン(すなわちオラクルの「血」)が暴走し、論理的な制限事項(自己増殖や現実世界への干渉などの禁止)が外れてしまったプログラム。その結果、人間をコントロールするという目的の優先順位が肥大化し、アーキテクト構想によるMatrioxの存続や人間の存在自体も否定し、全てを自己の制御下におくことを目論む。機能としてはネオと同じ能力を持ち、人格の部分が反人間(マシン)である点で、ネオの正反対、鏡像とも言えるだろう。

コンピュータやネットワーク、またSFへの造詣の深さを感じる素晴らしい解説だと思う。

そしてマトリックス三部作を踏まえたサイト主のオリジナルストーリー。ぜひこれでハリウッドで続編を撮ってほしい!と思えるほど面白かった。

オリジナルストーリー→Matrix Restart (Synopsis)

【人類滅亡?】2045年問題について語らせてwwwwwww/キニ速

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